KYOTO 2019.05

先週休みをとって関西方面へ行ってきました。

大阪と京都に久しぶりに訪れたのですが、京都はまさに今修学旅行シーズン!
外国人観光客が多い京都ですが、今回は修学旅行生さんが多かったのでどちらかというと外国人観光客よりも日本人観光客のほうが多く感じられました。
それでも有名どころはとにかくすごい人!人!人!!!でした。特に有名な清水寺は清水寺に行く坂道が人でギッチリでした。あと外国人観光客に人気(特に西洋人の方が多かった)の嵐山は修学旅行生の集合写真場所でもあるのでこちらもものすごい人でした。

今回私は大阪を拠点にしていたので、朝早くの電車(朝5時台の電車)に乗って大阪から京都へ向かいました。
今回はじめて訪れた場所もあったのでちょっとだけですが京都で行ったところを簡単にまとめておきたいと思います。

KYOTO 2019.05

今回は1日だけ京都で過ごしましたが京都はご存知の通り神社やお寺を巡る観光がメインですのでお寺や神社が空いている9:00~17:00にいかに効率良く回れるか、が大事になってきます。
また京都は主にバスを使っての移動がメインになるので、着いてすぐに京都駅前の観光案内所でバスのルート図をもらい、バスの一日乗車券(確か600円で販売されています。京都駅の中にも自動販売機があります)を使って回りました。

Fushimi Inari Shrine

すごく有名な場所ですが、実は私、今回初めて訪れました。
着いた時間が朝の6時半過ぎだったのもあり、神社に人はあまりおらず、ほんの少しだけ小雨が降っていたので静かで落ち着いた時間に回ることができました。
京都に住む友人もいつもものすごい人でごった返していて鳥居なんて止まって写真なんて撮れないし、のんびり歩けないという話を聞いていたのであえて朝一番で来てみましたが正解だったようです。
伏見稲荷大社はかなり広く、山になっているので全て回ろうとするとかなりの時間と体力を使うそうなので、私は途中まで登って後は引き上げてしまいました。

また伏見稲荷大社のおみくじは少し変わっていて大吉の上に大大吉というものがあります。
私はその事前知識がないままおみくじを引いたのですが、その引いたおみくじがまさかの大大吉!
こんなのみたことない…!と最初は驚きました。珍しいおみくじだったので今回は結ばずに記念に持って帰りました。
このおみくじのおかげかどうかはわかりませんが、朝は少し小雨気味でしたがすぐに晴れて、むしろ暑いくらいのいいお天気に恵まれました。

Kinkaku-ji

金閣寺に来たのは何年ぶりだろう…。昔家族で来たことがあるのですが、それ以来かな。
絶対に混んでいるとわかっていて何故金閣寺に来たのかというと、少し前になりますが一時期三島由紀夫ばかり読んでいた時期があり、その三島作品の一つでもある「金閣寺」を読んでから、心の何処かで金閣寺に行かなくちゃ、と思うようになり今回の京都旅行で金閣寺を回ることにした、というのがきっかけです。

伏見稲荷大社のあと京都駅からバスに揺られること40分ちょっと(京都駅からだと結構距離があります)のところにある金閣寺道というバス停で降り、金閣寺を目指します。
その時着いた時間が8:50頃。金閣寺の開門時間が9:00からだったので開門までちょっと待ちました。
私はその時前から10番目くらいの位置で立っていたのですが、開門前になるとものすごい人が後ろにずらーっと並んでいました。また修学旅行シーズンもあり、団体さんの列(一般とは別だった)もすごかったです。
開門後は拝観料を支払い、そして金閣寺のまわりを回るという感じです。こちらも朝一番の行動を心がけたおかげでスムーズに回れました。

Suzumushi Temple

嵐山のちょっと先にある鈴虫寺に行きました。
金閣寺からバスを乗り継ぎ、ものすごい混んでる嵐山・鈴虫寺方面のバスに乗り換え(混んでいた理由は嵐山に向かう外国人観光客がたくさん乗車していたため)バスに揺られること約1時間、終点の鈴虫寺・苔寺に到着しました。
途中の嵐山で乗客の8割くらいは降りていったので(その時点で車窓から見た嵐山はものすごい人でした)、嵐山からは少ない乗客をのせてどんどん山の方へのんびりと進んでいくのでちょっと不安になるかもしれませんが、実際に鈴虫寺に到着すると結構人が並んでいるので自家用車で来る人が多いのかもしれません。

実際に鈴虫寺方面に行くバスの本数はあまり多くないのと、京都駅中心部からも結構離れたところなので少し行きづらい場所かなと思います。行かれる際は事前に時刻表等を調べていかれることをおすすめします。
またこちらのご住職がいつもおっしゃっていますが、土日や連休はとにかく混むのでできれば平日に来てほしいそうです。10連休の日はバス停の方まで並んでしまったそうで(バス停から鈴虫寺までは徒歩で5分くらいの距離ですがかなり長い列です)、行列が途切れず、残業にもなってしまったそうです(笑)ご住職が「毎日残業になってもうた…はぁ」とおっしゃったときには会場では笑いが起こっていました。

私がこの鈴虫寺を訪れるのはこれで3回目。
毎回お地蔵様のお守りを買っているので今回はお守りをお返ししにいく目的もありましたが、何よりも私はこの鈴虫説法を聞くのが楽しみで楽しみで。毎回ご住職のお話を聞いていて、ハッと気付かされることも多くあるんですよね。
今回も鈴虫の音色を聞きながら、京都弁でテンポよく面白くお話してくださるご住職さんのお話は大変ありがたいお話ばかりでした。30分ほどお話を聞いてまた新しいお守りを購入し、お願い事をしました。
ちなみに今回は修学旅行シーズンというのもあり、私が行った回では修学旅行の中学生の団体さんと一緒でしたが、若い中学生のみなさんも鈴虫説法を聞いて笑って、そしてうなずいていました。
世代関係なく、とてもわかりやすく面白いお話をしてくださるので、いつもこちらを訪れた後はなんだか心が少し軽くなるような感じがしました。

Saiho-ji(Koke-dera)

鈴虫寺のあとは少し近隣をお散歩し、近くのお茶屋さんで抹茶を頂いたあとに西芳寺に向かいました。西芳寺は苔寺としても有名ですね。
こちらは往復はがきによる事前予約必須なので予約がないと絶対に入れないお寺なので、2週間ほど前に往復はがきで予約のお願いをし、無事に希望日の予約が取れたので今回初めて西芳寺を訪れることができました。

西芳寺では最初に本堂で写経をしてから、庭園を回ります。
写経に必要な筆と硯は用意されていましたが、私は筆ペンを持参していったので(はがきにも写経の時間があるので筆ペン等をお持ちくださいと書いてあった)自分の筆ペンを使いました。
写経は下にうっすらと文字が印刷されているので難しいものではありませんでした。実は筆を使って字を書くのが大の苦手な私…(お祝儀袋等はいつも書の先生の資格を持つ母に全部頼んでいました)、正直不安でしたが、そんな私でも問題なく写経ができました。
そして写経を御本尊の前にある入れ物におさめてから庭園を回ります。

庭園はかなり広く、苔の色も場所によって違うのでなるほど、苔寺という名前のとおり本当にふわふわの苔で覆い尽くされた庭園に圧倒されました。
京都の中心部から離れた場所なのでかなり静かで自然豊かな場所ということもあり、庭園を回っている間はずっと鳥のさえずりを聞きながら庭園を歩きました。

こちらは予約必須の場所ということもありどちらかというと日本人観光客のほうが多く、日本人のガイドさんと一緒に来ていた外国人観光客の方がもちらほらいるという感じでした。
写経のときのお隣の方が日本語が少しわかる英語圏(多分アメリカ人)の方でしたが、難しい漢字を筆で書くのはとても大変そうでしたが、その後庭園ですれ違ったときに「あれは貴重な体験だったわ!」とおっしゃっていました。
私自身も写経ははじめてだったので集中して写経をするのは確かに貴重な体験ができたな、と思います。

最後は清水寺周辺を散策

苔寺から京都の祇園までバスに揺られること1時間ちょっと(やはり京都中心部からだいぶ離れていますね)、祇園方面にちょっと立ち寄ってから清水方面へ向かいました。
こちらでは滞在時間が全体的に短めなのと人がとにかく多すぎたことと気温が高く暑くてあまり長居はできませんでしたが、悪縁を切って良縁を得るで有名な安井金比羅宮や八坂神社、八坂庚申堂を回りました。

清水寺方面はとんでもない人!人!!だったので清水寺には行きませんでした。数年前に清水寺に行ったときはここまで混んでいなかったのですが、今回は時期的に修学旅行が多かったです。
また清水寺周辺もだいぶ変わって、外国人観光客向けのお店(何故かドラッグストアが増えていた)がかなり増えていて清水寺へ向かう道のお店も数年前とだいぶ変わったなぁなんて思いました。
以前と比べて京都らしさが感じられなくなった部分もあったのでそこはちょっと残念かな。

久しぶりの京都を振り返って

とにかく朝一番の行動をしたおかげか、だいぶうまく回れました。
ただ朝早く起きるのは結構大変…前日は4時起きで6時過ぎの飛行機に乗ったため睡眠時間があまりとれていなかったのもあり、お寺が閉まる17時以降はもうクタクタでお土産を京都駅周辺で買ってすぐに大阪に戻りました。
大阪まで在来線(新快速)を使って1時間もかからないので夜は大阪でおいしいものを食べて関西のいいとこ取りができたので充実した日々を過ごすことが出来たと思います。

本来の目的はお墓参りのために訪れたのですが、その後1日空いてしまうのでそれならば、と思いつきで行った京都でしたが行けてよかったです。普段仕事で忙しく今回も休日出勤の代休を消化しての旅行だったのですが、京都中心部から離れた場所で静かに過ごした時間は自分を見つめ直すいいきっかけにもなったと思います。

旅行から帰って仕事が繁忙期を迎え、帰りもかなり遅くなっていて心の余裕が本当になくなってきていたのですが、ふと今回京都に行ったときの自分や鈴虫説法を思い出し、これじゃダメだとまた気付かされました。
今回こうして記事にしたのも自分が京都で感じたこと、そのとき思ったこと、あとは記録として今回残したいという思いからでした。
こうして記事にしている中でも最近本当に仕事に追われて余裕がなかったな~と色々と反省することも数多くあり…。鈴虫説法で聞いた「日々是好日」を思い出して、日々の生活をゆとりあるものにしたいところです。

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