ネットのセキュリティを考え直してみた

今回のブログはコスメの話題ではありませんが、海外コスメ通販をする上でも気になるインターネットセキュリティについての記事です。

最近リモートワークになり、カフェ等にあるWiFiの利用にも色々気を遣うようになりました。
というのも私、昨年の4月の人事異動になり、システム関係の管理部門への異動になったため今はネットワークやシステム関連の勉強もしているのですが、色々調べていくうちにもっと自分自身のインターネットセキュリティについて考えてみたほうが良いのでは?と思うようになり、まずはネットのセキュリティから考え直してみることにしました。
実際にリモートワークをしている現場でハッキングがあったり、いたずらがあったそうなので自分でできるかんたんな対策をしてみることにしました。

VPNを利用してネットの通信を暗号化

ネットのセキュリティを考え直してみた

まずリモートワークをする上で必要最低限のOSのアップデート、セキュリティソフトの導入は当たり前となっていますが、私はフリーWiFiに対するセキュリティ対策としてVPN導入しました。
私はWindows、Mac、スマートフォン(iPhone)、タブレット端末(iPad)、スマートスピーカー等が常時WiFiや有線LANでネットに接続されている状況です。Windowsとスマートスピーカー以外は外出先でも使うため、カフェや街中のフリーWiFiにつなぐことも多々あります。
でもフリーWiFiは暗号化していないアクセスポイントを通じた情報の盗聴の恐れや暗号化されていてもパスワードが公然に知られているアクセスポイント(ホテルやコワーキングスペースで提供されているものも含めて)について、アクセスポイントのなりすましによる情報漏えいのリスクもあります。普段からこういうネットのセキュリティを高めるためにもリモートワークで使うVPNとは別に個人で契約するタイプのVPNを導入してみました。

VPNとは?

VPN接続とは、インターネット上に仮想の専用線を設定し、特定の人のみが利用できる専用ネットワークのことを指します。仮想プライベートネットワーク、仮想専用線とも呼ばれることもあります。VPNを利用することでインターネット通信の「トンネリング」「暗号化」「承認」を設定することで、セキュリティ上安全にデータのやり取りを行うことができます。
「トンネリング」とは、データの送信者と受信者の間に仮想的なトンネル(トンネリング)を作り通信をおこないます。
「暗号化」は、やり取りするデータを盗聴・改ざん等ができないよう鍵をかけることができます。
「承認」は、信者と受信者同士がお互いに正しい相手だと確かめる方法です。

VPN接続はこのような仕組みになっているため、セキュリティが強化され比較的安全に通信を行うことができるようになります。

海外のノーログポリシーのVPN提供業者をいくつか検討

しかしVPNを利用して暗号化しても、そのVPNを提供している業者に【通信の秘密】は知られてしまうため、信頼できるVPN提供業者を利用しなければいけません。
私は個人契約のVPNを使う上でプライバシーの面も重視していたのでVPN提供業者のプライバシーポリシーについて比較して検討することにしました。

今回私がいくつか検討したのは海外のVPN提供業者でした。なぜ日本ではなく海外なのか、というと単純に日本で提供されているVPN提供業者より海外のVPN提供業者のほうが安かったことと、接続ログを保存・保管をしないノーログポリシーを掲げているのでプライバシーの面でも信頼できると思ったからです。(最近日本で起こった「smooz」というブラウザアプリが炎上した事件でプライバシーについて改めて考えさせられました)

またPC、スマホ版においても簡単に接続できるアプリが提供されているので難しい設定もいらない点が私には合っていたので今回海外のVPN提供業者を中心に比較検討することにしました。
私はフリーWiFiや出張や旅先で使うWiFiを利用する際にVPN接続をするだけなので今回VPN提供業者を選ぶ上で重視した点は対応した端末が多い点(アプリが充実しているか)、プライバシーに配慮されているか、料金がお手頃か、という点を重視しました。

どのVPN提供業者も基本的にサイトは日本語に対応しており、支払いもPaypalやクレジットカードが選べます。どのVPN提供業者も契約前にお試し期間があり30日無料体験ができるようになっており、契約前に日本からちゃんと利用できるかも確認できるので回線速度やアプリの使い勝手を確認してから契約しました。

Express VPN

Express VPNはイギリス領ヴァージン諸島に本部を置くVPN提供業者。名前の通り、通信速度が速いというのが売りのVPN提供業者で現在私がメインで使っているVPN提供業者です。通信の暗号化、そして通信の秘密である接続ログを保管していないのでフリーWiFiを利用する際も安心して使うことができます。
WindowsやMac、iOS、Android、Linuxに対応したアプリが提供されており、Windows、Mac、iOS版のアプリは1クリックで接続できたのでとっても簡単。
料金は12ヶ月+30日で$99.95の一括払い(12ヶ月毎)で月に換算すると$8.32と他社のVPN提供業者と比較するとちょっとお高めでしたが、30日のお試し期間中に使用してみて、こちらが一番回線速度が安定していたことと速かったので、メインで使っているVPNはこちらです。
データ通信量が多い動画視聴でも問題ない回線速度だったので新幹線等で移動している際の暇つぶしに動画を観ることが多い私にはぴったりでした。

ちなみにこちらのExpress VPNはTop Cash Backでキャッシュバックが受けられるので(実際私はTop Cash Backのキャッシュバックを利用して$40くらい戻ってきました)契約を検討される場合はキャッシュバックを経由されることをおすすめします。

Top Cash Backのキャッシュバックについてはこちらの記事からどうぞ


公式サイトは日本語対応ですがサポートは英語のみです。
Express VPN 公式サイト

Nord VPN

パナマに本部を置くVPN提供業者。こちらも接続ログを保持しないノーログポリシーを掲げており、VPN提供業者の中では割と古く、大手です。2年プランがあり、お値段も比較的お手頃(2年間で¥9,535)で日本のサーバも他社と比べて多いのが特徴。こちらもExpress VPNと同様にWindowsやMac、iOS、Android、Linuxに対応したアプリが提供されており、Windows、Mac、iOS版のアプリは1クリックで接続できたのでとっても簡単。サーバの選択肢が多いのですが基本的に自動的に最速のサーバに繋がるようになっています。
でも30日間の返金期間中にお試し利用したのですが、サーバーの当たり外れがあり、回線速度が遅すぎてニュースサイトに埋め込まれている動画が全く再生できなかったり、Spotifyの再生ができなかったりと使い勝手はイマイチだったので私はお試し期間中で解約しました。
普通のWEBサイト閲覧は問題なかったのですが、サーバーの当たり外れがありハズレのサーバーだと通信量の多い動画視聴や画像のアップロード、ダウンロードがまともにできないので結局接続の安定しているサーバーに切り替えなければいけないという手間が発生するので正直う~んという感じです。お値段はお手頃なのですが…Web閲覧やメール送信程度であればNord VPNをおすすめしますが、回線速度の安定したサーバーに接続するまで切り替えないとデータ通信量の多い動画視聴やダウンロードができないのでその切り替えに慣れれば料金的にはすごくお得なVPNサービスだと思います。

ちなみにこちらのNord VPNはキャッシュバックサイトのTop Cash BackとRakutenのキャッシュバックに対応しています。40~60%のキャッシュバック(Top Cash BackとRakutenで還元率は変わるので比較されることをおすすめします。またクリスマスシーズン等で還元率が上がることもあるので時期によって還元率は変わってきます)を実施しているのでキャッシュバックを利用することで半額以下でVPNを利用できるようになります。

Top Cash BackとRakutenのキャッシュバックについてはこちらの記事からどうぞ


公式サイトは日本語対応ですがサポートは英語のみです。
Nord VPN 公式サイト

Surfshark

Express VPNと同じくイギリス領ヴァージン諸島に本部を置くVPN提供業者。接続ログを保持しないノーログポリシーを掲げている点はExpress VPNとNord VPNと同じですが、こちらはとにかく低価格&接続台数の制限がないのが特徴です。2年契約で¥6,160とExpress VPNやNord VPNと比較してもお手頃。そしてアプリも他のVPN提供業者と同様にWindowsやMac、iOS、Android、Linuxに対応しています。
安くて接続台数の制限がないsurf sharkですが、欠点もいくつかあります。回線の速度は悪くないのですが、Nord VPNのように大きな当たり外れはないものの全体的に少し遅めです。そしてなぜかアクセスできないサイトが多く、日本のニュースサイト等のアクセスができない時期があったりとちょっと不安定な部分も。とはいえそれ以外は安定して使えているので私にとってはNord VPNよりは使いやすかったです。現在Express VPNをメインで使用していますが、安かったのでこちらも今契約を継続し、サブのVPNとして使用しています。

こちらのsurf sharkもNord VPNと同様にキャッシュバックサイトであるTop Cash BackとRakutenに対応しています。Top Cash Backが何故か記事を書いている現在65%と高い還元率になっているのでおそらく今回私が利用したVPNの中でも最安値だと思います。

Top Cash BackとRakutenのキャッシュバックについてはこちらの記事からどうぞ


公式サイトは日本語対応ですがサポートは英語のみです。
surf shark 公式サイト

今回3つのVPN提供業者で比較しましたが実際に使ったVPN以外にもVPN提供業者はたくさんあります。
現在のところ私はExpress VPNとsurf sharkだけで足りているので今のところはこれでいいかな、という感じです。使用用途が限られている(外出先のフリーWiFi等での使用)なので通常使用の上では問題なく使用できています。

海外にいても日本のサイトに問題なくアクセスできるように

今回私が実際に使ってみたVPN提供業者は世界各地にサーバがあります。私は普段日本のサーバを選択して使用していましたが、海外に居住されている日本人の方の間ではVPNを利用して日本のサイトの閲覧や動画配信サービスを利用されている方が多いそうです。

というのも私の兄(現在アメリカ在住)も米国から日本のサイトにアクセスしようとすると海外からのアクセスをブロックされてしまって閲覧できない、ということが多々あったそうで、兄はいつもVPNを利用してアメリカ→VPNで日本のサーバを選択→日本のサイトを閲覧(主にニュースサイト等)しています。
海外への出張や旅行の多い方がフリーWiFiを使って日本のサイトを閲覧するという場合でも使えるのでセキュリティだけでなく利便性も高くなりますね。
正直私もあるネット検閲のある国へ仕事で行ったことがあるのですが…日本のサイトはほとんど閲覧不可でかなり困ったことがあったので今思えばこのVPNをその時使っていれば…なんて思いました。

注意!VPNを経由することでサイトアクセスができなくなることも

注意点としては一部の海外のショッピングサイトではVPNを接続した状態でのショッピングをブロックしており、決済ができない、キャンセルされるということもあるようです。
日本でも似たような事例があり、銀行のネットバンキング等はVPN接続だとブロッキングされたり、動画配信サイトのAbema TVもVPN接続をブロッキングしています。
セキュリティを高めるためにVPNを使っているのに決済画面でVPN接続をブロッキングされてしまう、ということも多々あります。またショッピングサイトでも決済画面等でVPN接続をした状態だとエラーになり決済できなくなるといったこともあるそうです。
私はその経験がないのですが、海外に居住している方でVPN接続をした上でネットショッピングをしたところVPN接続だと決済画面でエラーが出てしまったというお話を聞いたのでVPNを使う場面を限ったほうが良いのかもしれません。

私はいつもフリーWiFiや外出先でのWiFi利用時のセキュリティ対策として使っているので今のところは問題なし。iPhoneもタブレットもPCもアプリを起動して1クリックだけでVPN接続できるので、旅先や移動中のWiFi利用時のセキュリティ対策が手軽にできるようになって良かったなと思います。
もちろん基本的なセキュリティ対策(OSの定期的なアップデートやセキュリティソフトの導入、外出時には覗き見対策等)をしっかりした上で外出先のネットライフを!

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